罰火型Canadianことシルヴィアン・スレッショルドがある程度形になったんで解説記事を

死儀礼のシャーマンがあまりにむかつくんで、死儀礼のシャーマンに一番刺さる罰する火を投入という非常に安直な考えからスタートした
構築を始める前から分かる問題が、Canadianと罰する火という正反対の特性をいかに同居させるか
長期戦にもつれ込むとカードパワーの差で逆転されるのを、罰する火で補うというと聞こえはいいけど、全然補えてないからね
罰する火型にする事により、コンボ耐性の低下、Dazeを筆頭とした各カウンターの弱体化、スレショターンの遅延化
と課題が沢山で組むのを諦めたくなるけど、罰する火に強い罰する火デッキってのはやっぱり魅力的


完成とは言い難いけど、実戦を重ねての現段階での調整結果として各パーツ解説を

【クロック】
4 秘密を掘り下げる者
4 敏捷なマングース
4 タルモゴイフ
【アドバンテージ】
1 瞬唱の魔道士
1 予報
【火力】
4 稲妻
3 罰する火
【ドローソース】
4 渦まく知識
4 思案
1 定業
【カウンター】
3 呪文嵌め
1 呪文貫き
3 もみ消し
4 Force of Will
【マナ基盤】
4 沸騰する小湖
4 霧深い雨林
1 溢れかえる岸辺
3 Volcanic Island
2 Tropical Island
4 燃え柳の木立ち
1 島


解説に入る前に、このデッキはCanadian(もしくはRUG Delver)とは別物と考えて欲しい
色々細かな違いがあるけど、CanadianはWillを5マナでプレイしてはいけないデッキであり、罰火型はWillを5マナでプレイするデッキであるという事
意味合いは熟練のCanadianプレイヤーなら説明しなくても理解出来るでしょう


【クロック】

12(+瞬唱)枚のアタッカーがこのデッキの勝ち手段
デルバーとタルモについては説明は不要だろう

・敏捷なマングース
現環境最強除去は間違いなく稲妻であり、タルモと合わせてその稲妻に耐性があり、稲妻の強みを発揮出来るのがCanadianを選択する理由となる
罰火型のマングースは不毛の大地の不在によりスレショスピードがかなり遅くなるため、構築する際にマングースの存在が大きく影響している
デルバーの存在もあって1ターン目のアクションとして優先度が落ちており、コンボ等早いデッキに対して強さが落ちるため3枚にする選択肢もあり得る
ただ、対RUG・対奇跡・対Jundでは鬼のような強さであり、マングースを引けるかどうかが重要になるため、枚数を減らす事を躊躇う
現状のメタだと弱い相手にはサイドアウト候補として4にしてる


【アドバンテージ】

従来のCanadianは基本的にアドバンテージを取れるカードが無く(あって二股の稲妻か瞬唱の魔道士)、テンポ重視の構成となっている
しかし、罰火型の場合は長期戦を見越すため、1:1を繰り返す構成だと相手のパワーカードに力負けしてしまうため、罰火エンジンの追加として何かしらアドバンテージを稼げる部分が必要になってくる

・瞬唱の魔道士
1マナスペルが大量に投入されてる事で非常にトリッキーな動きが出来る
特にサイド後の入れ替えでよりスペル部分が相手デッキに噛み合う構成になるため強さが増す
ただ、瞬唱の魔道士と最強の組み合わせである稲妻が、罰火型の場合に罰火エンジンと被っている

・予報
マングースがスレショ達成しにくい課題を打破するために思考掃きを検討した
しかし、しょせんは1マナ1ドローでは従来のCanadianでは採用価値はあれど、長期戦になるとカードパワーの低さが露呈する
1マナ重く、落とせるカードも1枚な予報は思考掃きの代わりにはならないが、アドバンテージを稼げるというのは思考掃きには無い働き
デルバー、思案、定業、ブレスト、水没とデッキ的にライブラリートップを確認しやすいんで、撃つにも撃てずという場面は少ない
とはいえ、トップを確認出来ない場面もあるわけだし、アップキープに2マナ出すのは序盤は辛いし、フェッチを切らないといけない場面で上手く噛み合わない事もある
故に、1枚ならアリだと思うが、2枚以上の採用は難しいと思われ
稀なケースだが、独楽相殺が決まっても1マナを囮に独楽がトップに戻った時に撃てれば、ロックを解除しつつ2ドロー出来る
これは思考掃きには出来ない芸当


【火力】

・稲妻
最強火力なんで4確定といいたいとこだけど、3もアリなんかなと
今タフ3ほとんどいないし、1枚サイドに落とそうか考えてる
・罰する火
大量のライブラリー操作があるんで3枚に
火力としては水準以下だけど繰り返し使える除去は優秀


【ドロー操作】

9枚体制で可能なら10枚目が欲しい
デッキ的に探すよりも不要なものを引き込みたくないから、思案より定業のが合っているが、サイドを散らしているのと罰火エンジンを完成させるために思案を4に
マリガン基準を緩和するためにも枚数欲しい
森知恵を採用したいけど、デルバーとマングース的に1マナスペルが大事


【カウンター】

不毛の不採用、罰火エンジンによるゲームの長期化で目くらましが弱いため不採用になってるのが特徴
ただ、Dazeを0にすると相手が自由に動け過ぎるので2枚は戻そうか悩み所
Force of Willについては説明不要か

・呪文嵌め
Canadianにおいて何よりも優先すべきカウンターはスネアだ
致命的なカード、メイン戦でカウンター以外で対処が難しいのが2マナが多いからだ(タルモ、ウーズ、梟、瞬唱、相殺、RiP、アルゴス、チャリス等)
ただ、コンボ筆頭のSneak Showに効果が薄いのは確か(サイド後はパイロやら光網があるが)
言い替えれば効かないのはSneak ShowとDredgeぐらいならサイドで対応すればいいし

・呪文貫き
Dazeと同じく罰火型はちょい強さが落ちる
長期戦に持ち込むのなら序盤捌くために必要とも言えるけど
コンボ耐性が落ちてるんでこれでカバーしたいし、瞬唱の絡みで1枚入れてるけど悩む部分

・もみ消し
長期戦を見越すとDazeもピアスも微妙になっていっそWillとスネアだけでいいかとも考えた
不毛の大地が無く、グダる構成な以上、フェッチ攻めはあり得ないが他の部分で採用した
リリー、不毛、奇跡、ディードとスネアと罰火で対応出来ない部分と対コンボを考えて3枚投入

カウンター枠に関してはまだまだ調整が必要で確定がWillとスネアくらい
マナリークやらイゼットチャームといった2マナ域のカウンターも罰火型なら検討の余地がある


【マナ基盤】

19枚体制のフェッチ9基本土地1の構成
3枚だったTropical Islandを燃え柳の木立ちで緑マナ源が確保出来ている事とスレショを考えてフェッチに
4青緑4青赤1青白という構成は単純に所持してる青フェッチの関係で、サイドの針を考えると4青緑4青白1青黒が理想か(青赤はスニーク、青黒はリアニANTで、青白は奇跡で考えられるが針は独楽かジェイスだろう)
土地を伸ばさないといけないから19はまだ少ないと感じる
不毛0も廃墟なり燃え柳なりを放置させるのは危険なんで、不毛を2枚足して21かなとも考えてる
罰火型に関わらず島は1枚入れるべきで、デルバー思案みたいな初手をワンランドからキープしやすいし、奇跡やスニークからの月が通っても勝てるしね(厳しいけど)


サイドボードと各マッチアップについては次に


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