ライオンの瞳のダイアモンドとスタックルールについて

ライオンの瞳のダイアモンドについて

このカードとよく組み合わされるのが各願いと冥府の教示者
ANTやらTESやらベルチャーやらのストームでの使用率が非常に高い


んでストーム使う事に慣れてない人がたまにやる失敗がある

燃え立つ願いをプレイし、解決前にLEDを生け贄にしてマナを出すというプレイング
通常は特に問題ないんだけども
青を相手にした時、Force of Willを筆頭に各種カウンターが絡むと問題が起きる
普通に考えれば当然であり問題にならないが

「燃え立つ願いプレイします。通りますか？」
この言葉

これで仮にカウンター等のレスポンスを相手がしなければLEDを生け贄にするタイミングは無くなる

この「通りますか？」という言葉は「自分は優先権を放棄しますが何かプレイしますか？」という意味になる

どういう事かというと、
呪文や能力がスタック上にあり、解決される際に優先権が発生する
互いに優先権をパスして初めて一番上が解決される

であるからプレイングとしては
「燃え立つ願いプレイ、LEDを生け贄でマナを出します。解決していいですか？」
このように優先権を放棄せずにすれば問題ない

呪文が通る事を確認してからLEDからマナを出すという事は出来ないわけだ

まぁ基本すぎますね

まぁあえてLEDを生け贄にせずに相手に優先権を渡すプレイングもあるけどね


んで当たり前のルールをわざわざ前置きとして書いたけれど、本題は別

翅がジェーンちゃんと対戦した時に発生して相談されたんだけれど

真鍮の都というカードがある
このカードは全色でるダメランみたいな感じだけど、ダメランとは少々処理が違う

地底の大河等のダメランと呼ばれるカード達は2色の色マナを出す際に、1点のダメージを受ける
んでこのダメージはマナ能力の一部である
マナ能力はスタックに乗らないという特性からマナを出したと同時にダメージを受けるわけだ

んで同じようなテキストの真鍮の都だけれど、こいつのダメージはマナ能力ではない
従って、マナを生み出した際に発生するダメージは即座に解決されずにスタックに乗る
マナ自体は他の土地と同じくスタックに乗る事なく解決される

まぁでも基本的にはダメランと同じように使って問題は起きないが、さっきの話と組み合わせると話が変わってくる


LEDと真鍮の都を含む土地をコントロールするプレイヤーが燃え立つ願いをプレイ宣言し、そのマナコストとして真鍮の都と他の土地からマナを支払った
そしてLEDを生け贄にする事なく
「解決していいですか？」
と聞いたわけだ
ここで対戦相手は燃え立つ願いに対してカウンターを撃ったわけだ

何がおかしいか？
ここで問題となるのは「解決していいですか？」というのはどれの事を指すかという事

対戦相手は状況的に燃え立つ願いの事だと思っているわけだ
しかし、スタック上に乗っているのは願いと真鍮のダメージであり、一番上は真鍮であるから真鍮のダメージから解決される事になる

何故こうなるか？
呪文をプレイする際のマナコストの支払い方には2パターンある
a.あらかじめマナプールにマナを出しておき支払いに当てる
b.プレイの際にマナコストを確定させてからマナを生み出し支払う

b.は親和のカードなんかで重要になる

んでだ
今回の場合でaとbでスタックの順番が変わってくる

aの場合は、真鍮のダメージが解決してから燃え立つ願いをプレイ(インスタントの場合はダメージにレスでプレイが可)
bの場合は、燃え立つ願い→ダメージの順にスタックに乗る事になる

ダメランでは起こらない現象である

今回の例は後者

燃え立つ願いプレイ宣言
↓
真鍮と他土地をタップしマナを支払う
↓
燃え立つ願いがスタックに乗る
↓
真鍮の都のダメージがスタックに乗る
↓
スタック上は、上からダメージ→願い
↓
「解決していいですか？(真鍮の都のダメージを)」

最初の例と比べるとダメージを解決後に再び優先権が発生するので、再度LEDを生け贄にするか考える事が出来る


MOなんかでは起こり得ないミス
青側はとりあえず真鍮のダメージを解決し、スタック上に燃え立つ願いだけが残るようにプレイすべき



暴露の対象の件といい、翅はこうゆぅ事は得意やねんな
ちなみにおれがジャッジする場合は、今回の件はともかく暴露の件は非紳士的行為で罰与えるからね

被害者が出ないように今度暴露の事も書くかな